1966年に始まり80年代からは夏休み最後のイベントとして定着している「2004第33回インターナショナル ポッカ1000km」(通称:鈴鹿1000km)が、8月21〜22日にかけて三重県鈴鹿市の「鈴鹿サーキット 国際レーシングコース」 (1周5.807km)で開催された。この鈴鹿1000kmは、ツーリングカーのレースとしてスタートして、80年代にはスポーツプロトタイプカー、90年代にはGTのFIA世界選手権がかけられるなど世界的にも著名なイベント。今年も国際格式として開催された。全日本GT選手権出場車や、小型スポーツカーであるRSなど合計5つのカテゴリーの車両の混走となっているのも、この大会ならではのスタイルである。同大会のスーパー耐久(S耐)クラスには10台が出走。これはS耐シリーズ戦のクラス1〜4、グループNプラスクラスを含めた通常の5クラスを同一のグループとしてカテゴリー分けしたもので、シリーズ戦をクラス2で戦っている三菱ランサー勢はこのうち3台を占めた。
21日の予選日は曇り。天候は下り坂ながら終日雨は落ちず、ドライコンディションで行われた。気温も30度弱と例年の同大会に比べれば過ごしやすい。三菱車は午前中の1回目セッションで富枡朋広/関豊選手組の駆る三菱ランサーエボリューション[がS耐クラスの2番手タイムを記録。午後は他車を含めてタイム更新はならず、クラス2番手グリッドを確定し、ランサーのパフォーマンスを印象つけた。
22日は未明に少量の降雨があり、日中も雨の予報があったが、午後1時のスタート時点では曇り時々晴れ。気温は28度と、やはり低めだが、湿度が高まりやや蒸し暑い。序盤にクラスポールスタートのポルシェがコースアウト〜リタイヤしたことにより富枡選手組ランサーは通常S耐クラスでは上のクラス(クラス1)である粕谷俊二/見崎清志/OSAMU選手組の日産スカイラインGT-RとS耐クラスのトップ争いを展開。ポルシェに替わって首位に立ったスカイラインGT-Rだが燃費で勝る三菱ランサーはピット作業インターバルが短いことを利して逆転。終盤はブレーキトラブルに見舞われたスカイラインGT-Rに対しノントラブルで走りきり、見事クラス優勝を獲得。富枡選手組はS耐シリーズ戦を含みレース初優勝。総合順位でもGT300車両やオープンクラス勢の真っ只中の12位に食い込み、表彰台では観客の盛んな声援を受けた。なお、総合優勝は道上龍/セバスチャン・フィリップ/伊藤大輔選手組のホンダNSX(GT500クラス)が獲得した。