'04全日本ジムカーナ選手権の最終戦となる第9戦「2004全日本ジムカーナ筑波大会」が、9月26日(日)、茨城県結城郡千代川村の「筑波サーキット」コース1000を会場に開催された。昨年大幅な車両規則変更を行った同選手権だが、今季は前年同様。引き続き8つのクラスで競われる。同大会には合計145台が参加。うち三菱車はN4クラス、S3クラスを中心に27台がエントリーし、両クラスの大勢を占めて人気ぶりをアピールした。会場は常設コースにゴール直前のパイロンを組み合わせたもので、全日本選手権の開催は今回で3回目となる。当日は終日雨が降り続く不順な天候。とりわけ午前中は降雨量が多く、コースも場所によっては高い水しぶきが上がるほど。スピン、コースアウトする車両も続出する難しい路面状況となったが、午後には雨脚が弱まり路面の水もはけ、全体的に2本目でタイムアップする選手が多かった。
N4クラスはチャンピオン争いが前戦までにランキング首位の茅野成樹選手(三菱ランサーエボリューション)とこれを8点差で追う川脇一晃選手(三菱ランサー)のふたりに絞られ、注目の最終戦となっていた。前戦優勝で好調の波に乗る川脇選手は、1本目で2番手の天満清選手(三菱ランサー)に0.6秒以上の差をつけるトップタイムを記録。これに対して茅野選手は1秒454差の4番手にとどまった。川脇選手は2本目でもさらにタイムを縮め、逆転タイトルに王手を掛けたかに見えたが、最終出走の茅野選手が渾身のアタックを敢行。1本目の自己のタイムを2秒405縮め、ただひとり1分18秒台に入る圧倒的なベストタイムを叩き出し、劇的な逆転で99年A4クラスに続くチャンピオンを獲得した。競技はさらに三菱ランサーが1〜5位を独占。シリーズランキングでも川脇選手が2位、天満選手が3位と、三菱車ドライバーがチャンピオン獲得と同時に上位3位独占が確定*した。
一方、S3クラスではすでに3年連続チャンピオンを確定*している谷森雅彦選手(三菱ランサーエボリューション) が1本目でトップタイムを記録。2本目で3選手がこのタイムを上回ったが、谷森選手は3選手を上回るタイムを叩き出し第4戦以来破竹の5連勝で7勝目を挙げ有終の美を飾った。さらに尾崎誠治選手が2位入賞を果たすなど、三菱ランサーは実に10位までを独占する圧勝で最終戦を締めくくった。また、シリーズランキングでは大槻正選手(CMSC茨城)の2位をはじめ、なんと三菱ランサーによる1〜12位独占が確定*した。
*正式な選手権の順位認定は年末のJAFモータースポーツ表彰式によって行われる。