'04JAF全日本ダートトライアル選手権の第7戦「ダートスプリント in門前」が、9月19日(日)、石川県鳳至郡の「門前町モータースポーツ公園」で開催された。昨年大幅な車両規則変更を行った同選手権だが、今季は前年同様、引き続き8つのクラスで競われる。同大会には総勢150台が参加し、三菱車は、従来のAクラスよりも厳しく改造範囲を制限され、市販車により近い状態で戦うN4クラス、従来のCクラスに相当する改造範囲の広いS3クラスを中心に62台がエントリーした。当日は曇り一時小雨ながら、午後には晴れ間ものぞく不安定な天候。前日の降雨の影響によりコースは一部にウエット路面が残り、大会前の路面改修による砂利が浮く区間もあって、タイヤ選択の極めて難しい状況となった。コースはハイスピード区間からツイスティでアップダウンの激しい林道風区間までバラエティに富んだ設定。午後には路面が乾き、また走行を重ねることで路面の表面が掃け、硬い地盤が露出したことによりほとんどの選手が2本目でタイムアップした。
N4クラスでは三菱ランサーエボリューション[を駆る吉村修選手(CMSC大阪)が1本目でただ一人1分34秒台に入るトップタイム。路面状況の好転した2本目でも安定した速さでタイムアップし逃げ切り、2勝目を挙げた。2位には前戦優勝の荒井信介選手(CMSC群馬・三菱ランサー)が僅差で続き、1本目の10番手から2本目で大健闘を見せた岡佐都史選手が4位、川崎勝己選手(CMSC広島)が5位など、同クラスでも三菱ランサーは上位10位中7台を占めた。なおN4クラスでは今季、三菱ランサーは3選手(吉村修選手2勝、荒井信介選手1勝、飯島和也選手1勝)で計4勝を挙げているが、すでにひとりで3勝を挙げ今回3位入賞した北村和浩選手(スバル・インプレッサ)が、今季のシリーズチャンピオンを確定*した。
一方、S3クラスでは炭山義昭選手(三菱ランサー)が1本目の3番手タイムから2本目で渾身のアタックを決めて見事逆転。嬉しい4勝目を挙げてポイントランキング首位の座を堅持し、タイトル獲得に王手をかけた。最終戦(10月10日・広島)では今回2位に入賞した谷田川敏幸選手(スバル・インプレッサ)との一騎打ちとなる。また、前戦に続いて櫛田正文選手(CMSC岐阜)が3位、亀山晃選手が2本目でポジションアップして4位に入るなど、三菱ランサー/ミラージュは上位10台中8台を占め、強さをアピールした。
さらにDクラスでは、前戦で今季のシリーズチャンピオンを確定*した河内渉選手(CMSC広島・三菱ミラージュ)が1本目にトップタイムを記録。しかし、2本目で大井義浩選手(CMSC群馬・三菱ランサー)が大幅タイムアップを果たしてこれを逆転。河内選手もこれに迫ったが届かず、勢いに乗る大井選手が前戦に続く2連勝で3勝目を獲得した。河内選手は2位。三菱ランサー/ミラージュは、実に上位1〜6位を独占する圧倒的なパフォーマンスを披露した。
*正式な選手権の順位認定は年末のJAFモータースポーツ表彰式によって行われる。
※CMSC(コルトモータースポーツクラブ)は、三菱車愛好者を中心としたJAF登録クラブで、東京の本部(会長:木全 巖)および全国24支部(各々独立JAF登録クラブ)から構成され、現在約700名の会員が活躍しています。