MITSUBISHI MOTORS RALLIART
2003 APRC
Daily Report
Event Schedule Message Entry List Team & Driver Rally
最終・第3レグ
2003年9月14日(日) 総走行距離 (175.54 km) SS 15 - 19 (55.63 km)
2003年FIAアジア・パシフィックラリー選手権 第3戦
ラリー北海道2003
三菱ランサーエボリューション
G・アーガイル(NZ) 総合2位、A・クレマー(ドイツ) 総合3位
アジパシ登録ドライバーでは三菱が1-2フィニッシュ

選手権の総合ポイントは三菱のアーガイルが1位、奴田原文雄が2位
グループNではクレマ-が1位、奴田原文雄が2位
三菱ランサーエボリューション
G・アーガイル / S・スミス(総合2位)
(写真:03.9.14 ポディウム)
三菱ランサーエボリューション
A・クレマー / F・バーセン(総合3位)
(写真:03.9.14 ポディウム)
 2003年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(アジパシ)第3戦のラリー北海道2003は、14日(日)最終第3レグの175.54km(うちSS=競技区間5ヶ所=55.63km)を行い、新井敏弘(スバル・インプレッサ)がSS合計2時間59分55秒1で総合優勝を果たした。なお、総合2位はジェフ・アーガイル(ニュージーランド)、3位にはアーミン・クレマー(ドイツ)が入り、アジパシ登録ドライバーでは三菱ランサーエボリューション勢がワンツーフィニッシュを達成。第2レグでリタイアを喫した奴田原文雄(三菱ランサーエボリューション)、田口勝彦(三菱ランサーエボリューション)もマシンを修復し、スーパーラリー方式により戦列に復帰。元気な走りをファンに披露し無事フィ二ッシュランプに上った。
晴天の第3レグ、トップ3に2台の三菱ランサーエボリューション
 台風一過。台風14号が過ぎ去った十勝の秋空は久々に青く澄み渡った。好天の日曜日ということもあり、北愛国交流広場に設けられたサービスパークには大勢の観客が詰めかけ朝から大変なにぎわい。ラリー北海道がすっかりと一般に定着したことを感じさせる。ギヤラリーはサービスパークだけでなく、豊頃エリアに設定されたSSにも集合。林道内のギャラリーステージは、ラリーマシンの華麗なる走りをひと目見ようという観客によって覆い尽くされた。それにしても日本の観客はマナーが良い。場所とりのトラブルもなく、ラリー終了後もゴミはほとんど残されていない。観客側のWRC受け入れ態勢は万全ともいえる。第3レグで使用される豊頃エリアのSSは前日までのハイスピードコースとは異なり、曲がりくねった低中速コーナーが連続するテクニカルなコース。去年は2回づつ走行したために道が大きくえぐれてしまった場所だ。そのため、今年は1回だけしか通らないような設定に変更。前日までの激しい雨でコースコンディションの悪化が懸念されたが、予想に反して路面状況はそれほど酷くはならなかった。

スーパーラリー方式で復活した奴田原が激走。レグポイント6点を獲得
 この日最初のSSを制したのは、マレーシアの英雄カラムジット・シン(プロトン)。一度リタイアし、そして復活したスーパーラリー組だ。シンのマシンはグループNよりも改造範囲の広いグループAだが、Nの新井や奴田原も負けていない。それぞれ2位、3位に入り好調ぶりをアピールする。特に、奴田原の走りは気迫に溢れていた。アジパシは特別なルールによりリタイア後もレグポイントという形でボーナス点を稼ぐことができる。各レグごとに最速のドライバーに3点が与えられ、2位、3位にはそれぞれ2点、1点が加算される。第1レグを制した奴田原はすでに3点を得ており、第3レグを制すれば合計6点を計上することができる。ちなみに優勝ポイントは10点。その差はわずか4点でしかない。シリーズ優勝を狙う奴田原にとって第3レグは是が非でもトップに立ちたいところだ。奴田原はライバルとの差を見ながらペースをコントロール。第18SSではトップタイムをマークするなどして、見事にアジパシ勢トップで第3レグを終了。予定どおり合計6点を稼ぐことに成功した。フィニッシュ後、奴田原は「本当はこのラリーで優勝してシリーズを楽にしたかったのですが、思ったようにはいきませんでしたね。でも、選手権ではトップのアーガイルに2点差の2位。次のタイランドで挽回したいと思います」と語り、決意を新たにした。  一方、奴田原とともに復活した田口勝彦は「今日のステージは曲がりくねっていて難しかった。マシンのセッティングが完璧ではなかったのでしょう。でも、3日間走ることでだいぶマシンにも慣れてきました」とコメント。田口は次戦タイランドへの出場も決まっており、さらなるパフォーマンスアップが期待される。

選手権は三菱ランサーエボリューションがトップ3を独占
 見事にアジパシ1位(アジパシ登録ドライバー)を果たしたアーガイルは「ポディウムに立つことができてとても嬉しい。難しいラリーだったが楽しんで走ることができました。奴田原選手はとても速かったと思いますが、今回は彼に勝つことができてとてもハッピーです」と、笑顔でコメント。また、3位のクレマーは去年までWRCやヨーロッパ選手権でWRカーをドライブしていた。「私は本来ターマック(舗装)ラリーが得意なのですが、結果には満足しています。グループNマシンやアジパシのコースにはまだ完全に慣れていませんが、残る2戦でもベストを尽くして選手権を狙います」と語った。これでアジパシの選手権総合ポイントは1位アーガイル、2位奴田原、3位クレマーと三菱ランサーエボリューションがトップ3を独占。グループNでも1位クレマー、2位奴田原、3位増村淳と、ランサーエボリューション勢が独占。次戦以降も激しいトップ争いが繰り広げられることだろう。アジパシ第4戦はチャイナがキャンセルとなったためにタイランドとなり、10月31〜11月2日に開催される。

■2003FIAアジア・パシフィックラリー選手権シリーズポイント(第3戦終了時・暫定)
ドライバーズ総合
1位 アーガイル 34
2位 奴田原文雄 32
3位 クレマー 31
4位 シン(マレーシア) 16
5位 ホークスウッド(NZ) 15
6位 アトキンソン(豪) 11
ドライバーズグループN
1位 クレマー 47
2位 奴田原文雄 40
3位 増村淳 19
4位 ドッペルライター(オーストリア) 16
5位 カルダローラ(イタリア) 10
マニュファクチャラーズ
1位 三菱 52
2位 プロトン 15
3位 スズキ 11
4位 スバル 1

三菱ランサーエボリューション
奴田原文雄 / 林哲
(写真:03.9.14 第3レグ)



三菱ランサーエボリューション
田口勝彦 / M・ステイシー
(写真:03.9.14 第3レグ)



三菱ランサーエボリューション
G・アーガイル / S・スミス(総合2位)
(写真:03.9.14 第3レグ)


三菱ランサーエボリューション
A・クレマー / F・バーセン(総合3位)
(写真:03.9.14 第3レグ)


■【第3レグ終了時・総合成績(暫定)】

順位

ドライバー / コ・ドライバー 車両
タイム
1 新井 敏弘 / T・サーカム スバル・インプレッサ(N) 2時間59分55秒1
2 G・アーガイル / S・スミス(AP) 三菱ランサーエボリューション(A) 4分07秒2
3 A・クレマー / F・バーセン(AP) 三菱ランサーエボリューション(N) 5分56秒5
4 鎌田卓麻 / 晝田満彦 スバル・インプレッサ(N) 6分13秒6
5 D・カールソン / M・アンダーソン スズキ・イグニス/スーパー1600(A) 7分34秒9
6 田口盛一郎 / 坂下勝 三菱ランサーエボリューション(N) 10分12秒6
7 渡部洋三 / 池田茂 三菱ランサーエボリューション(N) 11分24秒9
8 岩下英一 / 竹下紀子 三菱ランサーエボリューション(N) 11分35秒2
9 勝田範彦 / 山本光浩 スバル・インプレッサ(N) 13分45秒7
10 C・アトキンソン / B・アトキンソン(AP) スズキ・イグニス/スーパー1600(A) 13分46秒1
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差
A=グループA / N=グループN
AP=アジパシ登録ドライバー

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