
環境マネジメント
グローバル環境マネジメント
体制の充実
グローバル環境マネジメント体制の充実
2009年6月に公表した「三菱自動車グループ 環境ビジョン2020」では、商品開発と生産の分野における2020年のCO2排出量低減目標を掲げており、その達成に向けて、まず2015年の目標とその達成施策を次期環境行動計画により具体化し、実行していきます。
また、調達分野では、2009年5月に改訂版を発行した「グリーン調達ガイドライン」により、国内のお取引先における環境負荷物質管理の強化を主体とした環境マネジメントを推進しており、今後、対象範囲を海外工場のお取引先にも広げていきます。
さらに販売分野では、2009年度に国内は連結販売会社6社の全店舗で、環境省制定の環境マネジメントシステムである「エコアクション21」(EA21)の認証取得を完了し、また海外は卸売り販売会社6社でCO2排出量の低減活動を推進しました。
このようにライフサイクル全体の環境負荷低減を推進するために、当社では国際規格のISO14001の事業所単位の個別認証を改め、2010年度に全社統合認証の取得を目指しており、三菱自動車グループ全体の環境保全活動を統括するグローバル環境マネジメント体制の充実を図ります。


2009年度グローバル環境マネジメント対象会社
●2009年度、グローバル環境マネジメントの対象としたグループ会社は、国内外の連結子会社など計29社です。
三菱自動車グループのCO2排出量
当社およびグローバル環境マネジメント対象29社の2009年度のCO2排出量の実績は、下図の通りです。

生産分野での取り組み
国内生産関連会社との連携
主要な生産関連会社であるパジェロ製造(株)は、当社の環境会議生産部会の一員として、当社と一体的な環境取り組み活動を推進しています。
また、水島工業(株)と水菱プラスチック(株)の2社とは、定期的(2回 / 年)に「三菱自動車グループ工場環境連絡会」を開催し、三菱自動車グループとしての環境目標の設定に関する協議や、メンバー各社のCO2低減、廃棄物低減などの環境への取り組み状況について、情報交換を行いました。
海外生産関連会社との連携
グローバル環境マネジメントの一環として、海外生産関連会社との連携の緊密化を推進しています。
海外の主要工場であるMMNA(米国)、NedCar(オランダ)、MMTh(タイ)、MEC(タイ)、MMPC(フィリピン)、ATC(フィリピン)の6工場の環境保全への取り組みや環境関連法に対する遵守状況を確認しています。
現在、海外の各工場とは下記について重点的に取り組みを行っています。
(1)エネルギー使用量の目標管理
(2)廃棄物・有価物排出量の目標管理
(3)各国の環境法規制内容と環境事故・住民苦情の把握と情報の横通し
三菱自動車グループ生産工場のCO2排出量

●国内のCO2排出量換算係数は、購入電力0.381kg-CO2/kWh、都市ガス2.348kg-CO2/m3、灯油2.491kg-CO2/L、A重油2.709kg-CO2/Lを使用。
●海外の電力CO2排出量換算係数は、IEA(International Energy Agency)の「CO2 Emissions from Fuel Combustion (2008 edition)」を使用。
●使用するCO2排出量換算係数の変更に伴い、過去に遡ってデータを見直しました。
オフィス・販売会社での取り組み
環境負荷低減に向けた目標管理
三菱自動車グループのオフィスや開発・流通・販売・サービスなどの各拠点では、CO2排出量低減の自主目標を設定し、目標達成に向けた取り組みを推進しています。
エネルギー使用量では、日常の運用管理の改善や省エネ型蛍光灯の導入(三菱自動車ロジテクノ(株))等により電力購入量の低減に取り組みました。
また、グループ全体の環境データを迅速に収集するため、「EP(Environment Performance)データ管理システム」を2009年度に導入し、運用を開始しました。
国内外13社(※1)のCO2排出量

●国内のCO2排出量換算係数は、購入電力0.381kg-CO2/kWh、都市ガス2.348kg-CO2/m3、灯油2.491kg-CO2/L、A重油2.709kg-CO2/Lを使用。
●海外の電力CO2排出量換算係数は、IEA(International Energy Agency)の「CO2 Emissions from Fuel Combustion(2008 edition)」を使用。
●使用するCO2排出量換算係数の変更に伴い、過去に遡ってデータを見直しました。
●2009年度から実績を把握したMMAL(オーストラリア)のCO2排出量(4.5千t-CO2)は含まれていません。
※1:三菱自動車エンジニアリング(株)、三菱自動車ロジテクノ(株)、三菱自動車カーライフプロダクツ(株)、三菱自動車部品販売(株)、東関東MMC部品販売(株)、四国MMC部品販売(株)、MMNA・MRDA(米国)、MME(オランダ)、MRDE(ドイツ)、MMSC(プエルトリコ)、MMMEA(UAE)、MMNZ(ニュージーランド)
国内連結販売会社のEA21認証取得
国内販売会社では、環境省が制定した環境マネジメントシステム「エコアクション21」(EA21)を導入し、環境マネジメントシステムの構築と、CO2排出量・廃棄物排出量・水使用量の低減活動を推進しています。
2009年度は、国内連結販売会社の全社取得を目標に取り組みました。

EA21認証登録状況
環境コミュニケーション
報告書やWebサイトでの情報公開
環境取り組みに関する情報公開として1999年度から継続的に報告書を発行しています。また、Webサイトでは、各国内工場の環境データやクルマに搭載している環境技術の解説を公開しています。
社外とのコミュニケーション
当社の環境活動やCSR活動、情報公開の方法に関して、港区(東京都)主催の「環境・CSR報告書を読む会」に参加し、一般の方や専門家の方との意見交換を行いました。
また、2009年6月に公表した「環境ビジョン2020」や、「生物多様性保全 基本方針」の策定にあたっては、社外有識者と意見交換を行い、方針策定の参考としました。
さらに、当社の環境取り組みを実際にご理解いただくため、「エコプロダクツ2009」や「エコカーワールド2009」などの環境関連展示会に参加しました。展示会では「環境ビジョン2020」などをご紹介したほか、新世代電気自動車『i-MiEV』を試乗車として提供しました。
社員への教育・啓発
環境問題に対する当社の状況や課題について周知し、社員自身が率先して環境への取り組みを推進できるよう、新人研修、エンジニア研修など階層別の研修において、環境教育を実施しています。
「環境ビジョン2020」については周知・浸透を図るため、ポスターを作成し、社内や販売会社に配布・掲示しました。また、eラーニングを使った「環境ビジョン2020」 教育プログラムによる周知活動を進めています。
6月の環境月間には、社長メッセージの配信や各地での美化活動を推進するとともに、家庭でも環境問題に関心を持っていただくためにポスターのデザインを社員の子どもたちから募集し、ポスターを作成して社内に掲示しました。

「三菱自動車グループ
環境ビジョン2020」ポスター

「環境月間」ポスター
事故・苦情
2009年度は環境に重大な影響を与える事故の発生はありませんでした。
苦情については、国内工場で臭気、騒音に関するものが4件ありましたが、苦情者へ状況を説明し発生抑制対策を実施しました。
