ランサーエボリューションⅤ

1998

ランサーエボリューションⅤ

WRCでは、より広範囲な改造が認められる新たな車両規定「WRカー」が1997年に導入され、ライバルメーカーはこれに移行しましたが、三菱自動車は従来の「グループA」での参戦を継続。ラリーカーの性能向上に必要な技術要件は量産車に盛り込むという方針のもと、「WRカー」に対抗できる改良を施した『ランサーエボリューションⅤ』を1998年(平成10年)1月に発売しました。エンジンは、ピストンの軽量化、ターボチャージャーのノズル面積拡大などにより、最大トルクを38.0kg-mまで増大。前後トレッドを大幅に拡大し、フロント倒立式ストラットを採用するとともに、装着タイヤも225/45ZR17へと拡大しています。またAYCにフロントヘリカルLSDを組み合わせ、最適なトルク配分を実現。動力性能の向上に伴い、ブレンボ社製キャリパーを採用するなど制動性能も大幅に向上。アルミ製フロントブリスターフェンダー、リヤオーバーフェンダー、迎角調整式のアルミ製リヤスポイラーなど、空力 性能と冷却性能も改善させています。WRCではWRカーの強豪と対等以上の走りを披露し、1998年、トミー・マキネン選手が3年連続のドライバーズチャンピオンを獲得。リチャード・バーンズ選手の活躍もあり、三菱自動車初のマニュファクチャラーズチャンピオンも獲得しました。

全長 4,350mm
全幅 1,770mm
全高 1,415mm
エンジン 2.0Lターボ