パジェロ

1982

パジェロ

本格的な四輪駆動車の市場において、『ジープ』はライセンス契約により輸出できず、海外市場ではライバル車がシェアを拡大していました。一方、国内市場でも個人ユーザーのレジャーユースなど今後の四輪駆動車の需要増加が見込まれ、三菱自動車独自の四輪駆動車の開発機運が高まっていました。その結果、誕生したのが乗用車感覚あふれる本格4WD車『パジェロ』です。チリ・アルゼンチン地方南部パタゴニア地方に生息する野生の猫である“パジェロキャット”からとったもので、“野性味と美しさ”を調和させる願いが込められています。1979年東京モーターショーに角目2灯の『パジェロⅡ』を出品し好評を得て、1982年(昭和57年)5月にメタルトップとキャンパストップの2種類のボディタイプを発売しました。翌83年3月には5ナンバー車、7月にはロングボディ車、85年に独自開発のオートマチック車、88年にはV型6気筒ガソリンエンジン搭載やディーゼルターボエンジンにインタークーラーを装着、また足まわりもリヤサスペンションをリーフ式から3リンク式コイルに変更するなど、卓越したオフロード性能と乗用車並みの扱いやすさの両立という『パジェロ』の特長に一層の磨きをかけました。世界一過酷なラリーとして知られるパリ・ダカールラリーには1983年、市販車無改造クラスでデビュー・ウィンを果たし、1985年には初の総合優勝。以降も12回に亘って総合優勝に輝きました。RV/4WDブームのけん引役となって『パジェロ』は4WD-SUVとして今日の確固たる地位を築きあげました。

メタルトップ
全長 3,930mm
全幅 1,680mm
全高 1,865mm
エンジン 2.0L / 2.3Lディーゼル / 2.3Lディーゼルターボ