三菱360

1961

三菱360

三菱の軽4輪自動車の先駆けとして開発されたのが、軽ライトバンの『三菱360』です。中小商工業者をターゲットに、商品の小口輸送、人員輸送や連絡用などへの使用を前提とした商用車タイプのクルマを企画。同時に、軽乗用車の人気が高まりつつあることも視野に入れ、スタイリングコンセプトを「広く、低く、美しく」とし、スマートで乗用車感覚の魅力的なクルマをめざしました。車体はフレームレス構造で軽量かつ堅牢に設計、エンジンはこのクルマのために開発された強制空冷2サイクル2気筒で総排気量359cc、駆動方式はFRを採用していました。スタイリングは乗用車を思わせるもので、2人乗りの暗窓パネルバンタイプと4人乗りのライトバンタイプがありました。『三菱360』と命名されたこの軽ライトバンは、全日本自動車ショーに出品の後、1961年(昭和36年)4月に発売。さらに同年10月にはピックアップ車、また1962年4月にはライトバンのデラックス車を発売。1963年度には各車種合わせて約54,000台を生産し、市場シェアも16%に到達。今日の三菱自動車の市場基盤を確立する商品となりました。

全長 2,995mm
全幅 1,295mm
全高 1,400mm
エンジン 359cc