レオ

1959

レオ

軽3輪車は、小口の運搬用のスクーターが軽4輪トラックへ移行する段階で、スクーターのように軽便に乗れ、税金面でも有利なクルマとして一躍脚光をあび、1960年頃に爆発的なブームとなりました。こうした需要の高まりの中、三菱も1959年(昭和34年)、軽3輪車『レオ』を発売。手塚治虫氏の人気漫画「ジャングル大帝」からヒントを得た車名の『レオ』は、開発・生産を水島製作所で行い、当時の軽3輪車では初めての密閉式オールスチール製の完全キャビン(2人乗り)を採用し、発売後まもなく月産1,000台を超えるヒット車になりました。軽3輪車は、業界全体の生産が1958年の14,000台から1959年に83,000台へと爆発的に伸び、さらに1960年には190,000台へと倍増する中で、『レオ』はトータル28,000台が生産されました。しかし軽3輪車ブームは短く、1960年をピークにその後は軽4輪車が主流となり、三菱も軽4輪車の『三菱360』に移行しました。生産期間は短かったものの、『レオ』は軽3輪車と軽4輪車のつなぎとしての役割を、充分に果たしました。

全長 2,830mm
全幅 1,280mm
全高 1,520mm
エンジン 309cc