PIKE PEAK CHALLENGE 2014

プレスリリース
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MiEV Evolution III 6/23 - 6/29 Colorado Springs

Movie new 2014/08/01 UP

ニュース

コンセプト

三菱自動車の参戦目的は、レースを通じて電動車両技術と四輪制御技術が持つ高い可能性を知ってもらうこと。チームのテクニカルディレクター及びメカニックの主要メンバーは三菱自動車開発本部のエンジニアで構成し、大会期間中の競技車両のメンテナンスを行いながら、収集したデータやノウハウを今後の電動車両技術、車両運動統合制御システムS-AWC(Super All Wheel Control)及び「e-EVOLUTION(モータードライブとS-AWCの融合)」の先行開発に活かしていきます。

目標

三菱自動車の電動車両技術と四輪制御技術の粋を集めた競技車両『MiEV EvolutionⅢ(ミーブ・エボリューション・スリー)』の2台体制で電気自動車改造クラス*1にエントリーし、初のクラス優勝を目指します。パイクスピークには2012年より参戦しており、2012年は『 i-MiEV Evolution 』 、2013年は『 MiEV Evolution Ⅱ 』で2年連続電気自動車クラス2位の成績を収めました。そして迎える今回の3度目の挑戦は、高性能EVプロトタイプ「MiEV Evolution Ⅲ」で参戦します。「MiEV Evolution Ⅲ」は、専用パイプフレームに高性能モーター、大容量バッテリーを搭載し、四輪制御技術を盛り込んだレース専用車両であり、2013年の「MiEV Evolution Ⅱ」をベースにタイヤ大径化による旋回性能向上、モーター特性の改善、及び空力性能の更なる改善などを施しています。急勾配、急カーブ、気象条件の変化など過酷な走行条件の「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」において、電気自動車改造クラスでの優勝を目指します。

*1:電気自動車部門は昨年までは電気自動車クラス(Electric)の1クラスのみでしたが、本年より電気自動車改造クラス(Electric Modified)と電気自動車市販車クラス(Electric Production)の2クラスが設定されています。

チーム

  • 参戦車両:高性能EVプロトタイプ「MiEV Evolution Ⅲ」(2台体制)
  • 監督:増岡 浩(三菱自動車社員)
  • ドライバー:1号車 増岡 浩(監督兼任)、2号車 グレッグ・トレーシー
  • チームスタッフ:三菱自動車開発部門社員

増岡 浩
Hiroshi Masuoka

父親の影響で、幼少の頃より自動車に興味を持ち18歳でオフロードレースにデビュー。世界で最も過酷と言われる「パリ-ダカール・ラリー」に1978年より三菱パジェロで参戦。2002年・2003年に日本人初となる2年連続総合優勝の実績を持つ。パイクスピークには2012年より参戦しており2012年はi-MiEV Evolution、2013年はMiEV Evolution Ⅱで2年連続電気自動車クラス2位の成績を収めた。

グレッグ・トレーシー
Greg Tracy

パイクスピークでは、2輪車クラスにおいて過去2度の優勝経験があり、コースを熟知している。2輪車レースの経験も豊富で、現在はスタントドライバーとして活躍をするなど、2輪車運転の能力も高い。2013年は MiEV Evolution Ⅱでパイクスピークに参戦し、電気自動車クラスにおいて3位の成績を収めた。

増岡選手のコメント
三菱自動車のパイクスピーク挑戦は、今回で参戦3年目となります。2012年の『i-MiEV Evolution』は、市販車である『i-MiEV』のモーターやバッテリーなどの量産部品を多用し、初出場ながら電気自動車クラス2位に入り、厳しいレースの世界でも三菱自動車の電動車両技術が通用することを証明しました。そして2年目となった去年は、将来の量産車への技術フィードバックを目的に、先行開発品を数多く盛り込んだ『MiEV EvolutionⅡ』を投入し、三菱自動車が得意とする車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用して大幅な性能向上に成功しました。レース本番では残念ながらスタート直前に突然降った強い雨で用意していたスリックタイヤが使えず、惜しくもクラス2位となり優勝は逃しましたが、電動車両技術の向上という本来の目的は十分に達成することができました。そして迎える今回の3度目の挑戦は、電気自動車改造クラスでの優勝を狙います。去年のマシンを改良した『MiEV EvolutionⅢ』はモーター、空力性能、そしてタイヤの性能向上等により格段にコーナリング性能が高まっています。それにも関わらず以前よりも安心して思い切り走ることができるのは、「S-AWC」がさらに進化したためです。特にワインディングロードでの安定性が著しく向上し、パイクスピークのように156ヶ所のコーナーが続くコースで『MiEV EvolutionⅢ』は高いポテンシャルを発揮してくれるでしょう。去年に引き続きチームメイトとなるトレーシー選手とともに、電気自動車改造クラス優勝目指して全力で戦いますので、どうか応援よろしくお願いします。

マシン

『MiEV EvolutionⅢ』は、昨年の『MiEV EvolutionⅡ』を改良した進化型の競技車両で、大容量バッテリー、高出力モーター、前後4基のモーターから構成される電動4WDなどの主要コンポーネントを踏襲し、動力性能と旋回性能の向上を目的とした改良を実施しています。専用パイプフレームは構造の合理化と材料置換による軽量化を実施しました。また、モーターはいっそうの高出力化(4基合計400kW→450kW)を図り、増大した出力を余すことなく路面に伝えるためタイヤを大径化(260/650-18→330/680-18)。これに伴い、カーボン製カウルも新たにデザインし、風洞実験によりスポイラーなど細部の形状を最適化し、ダウンフォースを増大させました。そのうえで、車両運動統合制御システム「S-AWC」の制御を進化させ、トラクションコントロール性能を向上させるとともに、限界付近での車両挙動を緻密に制御することでスピンを抑制し、ドライバーにとって安心感のある卓越したハンドリング性能を実現しています。

車両スペック

全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) 5,190 × 2,000 ×1,485
駆動方式 4モーター電動4WD
モーター(明電舎製) 搭載数(基) 4(フロント2基、リヤ2基)
最高出力(kW) 450(112.5kW×4基)
バッテリー(LEJ製) 総電力量(kWh) 50
シャーシ スチール製パイプフレーム
カウル カーボン製
サスペンション フロント ダブルウィッシュボーン
リヤ ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(ENDLESS製) フロント φ380ローター+6ポットキャリパー
リヤ φ330ローター+4ポットキャリパー
タイヤ(ダンロップ製) 330/680-18
ホイール(エンケイ製) 18インチ×13J
制御系(dSPACE製) 量産i-MiEV用ECU+MicroAutoBoxⅡ*2

*2:プログラミング可能な汎用ECU

PPIHCとは

米国コロラド州のロッキー山脈にあるパイクスピーク山で開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は、1916年の初開催以来、今回で92回目を迎える四輪車と二輪車のタイムトライアル競技です。標高2,862m地点からスタートし、156ヶ所にも及ぶコーナーをクリアして標高4,301m地点でゴールする約20kmのコースは、標高差が1,439mあり、気温、気圧、天候などが大きく変化するのが特徴です。2014年大会は、6月23日(月)に受付/車検からレースウィークがスタートし、24日(火)の公式練習を経て、25日(水)~27日(金)の3日間でクラス毎に練習走行及び予選が実施されます。練習走行及び予選では、コースがボトム(麓付近)/ミドル(中腹)/アッパー(山頂付近)に3分割され、割り当てられたセクションで各クラスの練習走行を実施。ボトムセクションの練習走行が予選を兼ねており、29日(日)に行われる決勝は、予選で決定したクラス毎の出走順で競われます。

スケジュール

2月~5月 車両改修
5月 テスト走行(国内)
6月 23日 公式車検
24日 公式練習走行
25日~27日 練習走行/予選
27日 ファンフェスタ
29日 決勝日

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