MITSUBISHI MOTORS PIKES PEAK CHALLENGE 2013 | MITSUBISHI MOTORS JAPAN

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Pike’s Peak Challenge 2013

2013年のパイクスピークレースはエレクトリック部門で、
増岡選手が2位、グレッグ選手が3位という成績で終了しました。
電気自動車の可能性を追求した、三菱自動車の挑戦を紹介します。

News

2013.07.04 レポートページを更新しました。

2013.07.02 レポートページを更新しました。

Concept

三菱自動車はモータースポーツ参戦50年を迎え、
昨年ついにパイクスピークに初挑戦しました。
今年も最新技術を駆使した電気自動車で、ガソリン車に挑みます。

技術↓ノウハウ

三菱自動車のコミュニケーションワードは、「Drive@earth」。
「地球と走る。地球と生きる。」をテーマに、意のままの走りと優れた操縦安定性を
両立させる技術を追求し、昨年パイクスピークへの出場を試みました。
最大の目的は、レースを通じて電気自動車の性能を知ってもらうこと。
このレース参戦で得られたデータや技術的ノウハウを、「環境への貢献」「走る歓び」
「確かな安心」を柱とした三菱自動車独自の次世代先進技術、
「@earth TECHNOLOGY」の研究開発に応用し、
今後のクルマづくりに活かしていきたいと思っております。

2012

昨年は『i-MiEV Evolution』と『Mitsubishi i』の2台で参戦。
総合優勝を狙う新型車両開発に向けて、貴重なデータを収集しました。

初参戦

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに、初参戦した2012年大会。
市販の電気自動車『i-MiEV』の電動コンポーネントを転用した『i-MiEV Evolution』と、
北米向け市販車『Mitsubishi i』を、レースに送り込みました。特に『i-MiEV Evolution』
はレース専用車として開発したものの、あくまで量産車の部品を使用することにこだわり、
その条件でどれだけパワーを上げることができるか、をテーマとしていました。

課題と成果

ところが、どうしてもレース用車に後れをとる場面が見られ、総合では8位という結果に。
そこで今年は、将来的に量産することを検討した「先行開発」という形で、レースで
勝つことに重きを置いています。さらに、リヤウイングによって前後バランスが崩れ、
フロントが浮いてしまうなど、レースの場面ごとにもたくさんの課題が見えました。
これに対しても、フロントアンダーパネルを採用して強大なダウンフォースを発生させる
など、一つ一つの結果を真剣に受け止め、考え得る最大限の対策を試みています。
また、不本意な結果になった原因に挙げられたのは、車の技術的な部分以上に、圧倒的な
開発期間と経験の不足。昨年は秋から暮れにかけて開発をスタートし、体制も
不十分でしたが、今回はレース終了直後から出場を決めました。データも体制も
準備期間もすべて整い、万全の状態で開発に臨んでいます。予選においてはコース
アウト、クラッシュを喫した場面もありましたが、ドライバーの増岡浩選手もパイク
スピーク2度目の出場で雪辱を果たすべく、徹底したシミュレーションを行なっています。

Mission

昨年の成績は10分30秒850。総合優勝を狙える「1分の短縮」を目標に、
動力性能、旋回性能、操縦安定性の徹底強化を試みました。

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1分の短縮を目指す

今年のマシンは『MiEV Evolution Ⅱ』。量産品ではなく先行試作品を用いることで、
昨年のマシンとは性能はもちろん、フォルムもガラリと変わっています。
大きな点はモーター。モーターの外見自体はさほど変わって見えませんが、出力を
80kWから100kWにアップさせています。これは単純に20%アップというわけではなく、
前回実現しなかった全回転域でモーター出力を向上させることにも成功したため、
レースでは1.5倍程度のイメージで高速が伸びることが予測されます。

12年度大会結果 タイム分析結果

フォルムも単に空気抵抗を受けにくいデザインに変えただけではなく、車体の下に
高容量バッテリーを収め、低重心化を図って安定した走行を狙ったり、フロントに2個、
リアに2個モーターを積んでバランスをとりながら性能を上げるなど、一つ一つに意味を
持たせた設計に。こうして馬力を上げたことで得られる動力性能の向上により15秒、
空力で10秒、タイムを縮めていきます。さらに、大会のレギュレーション変更により今年
から装着できるようになったスリックタイヤで20秒、ドライバーの技術により15秒を縮め、
総合優勝が狙える計1分を稼ぎ出します。そのために重要になるのが、2度目の参戦となる
増岡選手とマシンの連携。その一例として、増岡選手が思い切って早いタイミングで
アクセルを踏めるよう、S-AWC(車両運動統合制御技術)を用いてコーナリング性能を
上げました。このような部分では特に増岡選手の意見を最大限に取り入れ、
ドライバーと一体になるマシンに仕上げています。

Team

ドライバーは、昨年の悔しさをバネに練習を重ねた増岡浩選手と、
同レース2輪部門で優勝経験のあるグレッグ・トレーシー選手です。

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増岡 浩

1987年からダカールラリーに『パジェロ』で挑戦し、2002年、2003年には日本人初と
なる2年連続優勝の実績を誇る、おなじみのドライバー。昨年はパイクスピークに、
『i-MiEV Evolution』で初出場し、エレクトリック部門で惜しくも2位の成績を
残しました。今年は『MiEV Evolution Ⅱ』を操り総合優勝を狙います。
「モータースポーツ経験豊富なグレッグ・トレーシー選手を迎えて、
総合ワンツーフィニッシュを目指し全力でがんばります」と意気込みも充分です。

グレッグ・トレーシー

パイクスピーク「2輪車部門」にて、過去6度の優勝経験があるアメリカ人ドライバー。
昨年も2輪車クラスで2位を獲得しています。他のレースでは4輪車の経験もあるが、
パイクスピークの4輪車での出場は初。「4輪でパイクピークに出場することは、
私の長年の夢でした。三菱から今年のレースのことを打診されたことは、非常に光栄で、
非常に誇りに思います。『MiEV Evolution Ⅱ』で電気自動車初の総合優勝を
目指します」と、力強いコメントが届いています。

チーム監督 増岡 浩
ドライバー 増岡 浩(チーム監督兼務)
Greg Tracy(グレッグ・トレーシー)
参戦車両 『MiEV Evolution II』 2台
出場部門 エレクトリック部門

Machine

量産部品で仕上げた昨年のマシンを超えるべく、
今年は実績のある既存の技術と、先行開発技術を融合させました。

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動力性能、旋回性能、操縦安定性

総合優勝を目指して開発を始めたときから重きを置いてきたのは、動力性能向上、
旋回性能向上、操縦安定性の向上の3つです。動力性能に関しては、昨年は量販車の考えを
ベースに制御ソフトのみを変更しましたが、今年はハード仕様から見直し、直線での
タイムを合計で15秒縮められるよう、中~高速域を中心に出力を上げていきました。

そのため、モーターの最高出力を上げたうえで搭載数を1個増やし、バッテリー容量も
35kWhから50kWhにアップさせています。モーターの数やバッテリー容量を
増やしたことで重量が増してしまった分は、航空機等にも使われる最新の
カーボン素材を採用するなどして軽量化し解決しました。

次に、旋回性能です。今年からスリックタイヤの採用が可能になったことで、
1秒/1kmの性能向上が確認できました。また、タイヤ周りに風が抜ける工夫を施し、
床下の流れを活用することで、空気抵抗を抑えながらフロントおよびリヤに強力な
ダウンフォースを確保。これが、コーナリングでのアクセルワークを
サポートし、カーブでのタイムを短縮させることにつながります。

最後は、操縦安定性の向上です。昨年は左右に積んでいたバッテリーを床下全面に
配置して低重心化を図りました。そのほか、安定したタイムを確保するため、電子制御
「S-AWC」を採用し、前後輪独立駆動、後左右輪独立駆動、ブレーキ制御で車両挙動を
安定化。この3点の改善によって試験走行でも、本番で45秒以上タイムを短縮する
見通しが得られています。環境にやさしく、未来を担う電気自動車が、
難易度が高いとされるパイクスピークの舞台で、総合優勝する瞬間をご期待ください。

全長4,870mm
全幅1,900mm
全高1,390mm
ホイールベース2,700mm
駆動方式4輪駆動(Fr:LSD、Rr:左右独立駆動)
モーター・インバータ
(明電舎製)
i-MiEV用をベースにハード+
制御ソフト改修
最大出力 / トルク400kW/800Nm
(100kW/200Nm x4)
バッテリー(LEJ製)先行試作品 50kWh
シャーシ専用パイプフレーム
カウル(東レ製)カーボン製(CFRP)
サス形式前後ダブルウィッシュボーン
ステアリングアシスト装置電動コラムアシスト
(アウトランダー用)
タイヤサイズ(ダンロップ製)260/660R18

Reports

レース、マシンなどについての最新レポートを、
会場となるアメリカ、コロラド州からお届けします。

2013/6/30

レポートムービー「レース本番」篇

いよいよ迎えたレース本番。
予想外の雨がチームに立ちはだかりました。

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2013/6/30

2位という結果は正直悔しいです。

米コロラド州で開催中のパイクスピーク・インターナショナル・
ヒルクライムは6月30日、レース決勝が行われ、
三菱『MiEV Evolution Ⅱ』の増岡浩選手がEVクラス2位、
同じくグレッグ・トレーシー選手が3位となった…

2013/6/28

レポートムービー「コース紹介」篇

ドライバーの増岡選手が、実際に運転しながらコースを紹介します。
レースの時に気をつける場所、心構えなども見ることができます。

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2013/6/25

レポートムービー「本番前最終走行」篇

本番前に行われた最終練習走行の様子です。
マシン、チームともに、最高の状態で決勝を迎えられそうです。

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2013/6/30

レポートムービー「ファンフェスタ」篇

本番前に行われたファンフェスタの様子です。
地元の人、観光客などで賑わう様子がご覧いただけます。

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2013/6/25

レースに向けて準備は万端です。

米コロラド州で開催中のパイクスピーク・インターナショナル・
ヒルクライムは6月28日、練習走行の最終日が行われ、
三菱MiEV EvolutionⅡのグレッグ・トレーシー選手がEVクラス
最速タイムを記録。ボトム、ミドル、トップと3日間かけて
走行したすべてのセクションでトップタイムを刻むことに成功した…

2013/6/27

レポートムービー「予選走行」篇

本番のスタート順位も決まる、重要な予選走行です。
増岡選手、グレッグ選手ともに最高の結果を残せました。

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2013/6/25

クラス最速タイムに満足しています。

アメリカのコロラド州で開催中のパイクスピーク・インターナショナル・
ヒルクライムは、6月27日(水)に練習走行および予選が行われ、
三菱MiEV EvolutionⅡのグレッグ・トレーシーがEVクラスで
予選1位となった。2位には増岡浩が入り、三菱自動車チームは
練習走行初日から3日間連続でEVクラス1-2タイムを刻み続けている…

2013/6/26

レポートムービー

「増岡 浩選手 テスト走行」篇

増岡選手の練習2日目の走行です。
山頂付近、トップセクションでコースを確かめます。

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2013/6/25

レポートムービー

「グレッグ・トレーシー選手 テスト走行」篇

グレッグ選手の練習2日目の走行です。
電子制御の加減など、細かい調整が行われます。

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2013/6/25

トレーシーがとても速かったですね。

アメリカのコロラド州で開催されているパイクスピーク・インターナショナル・
ヒルクライムは、6月26日(水)に練習走行および予選が行われ、
三菱自動車チームのグレッグ・トレーシーがEVクラスの最速タイムを
記録した。2位には増岡浩が入り、三菱自動車チームは前日の
公認練習走行に続きEVクラスのトップ2を独占した…

2013/6/25

レポートムービー「準備」篇

初めての公認練習走行の当日の様子をご紹介します。
夜明けまえから入念な準備が行われます。

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2013/6/25

レポートムービー「走行」篇

公認練習走行を車体につけたカメラからご紹介します。
MiEV EvolutionⅡの静かでパワフルな走りをご覧いただけます。

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2013/6/25

僕が1番速かったんですか?

アメリカのコロラド州で開催されているパイクスピーク・インターナショナル・
ヒルクライムは、6月25日(火)に公認練習走行が行われ三菱自動車チームの
増岡浩がEVクラスでトップタイムをマークした。EVクラス2位は、
増岡のチームメイトであるグレッグ・トレーシー。MiEV EvolutionⅡが
トップ2タイムを刻み、三菱自動車チームにとっては最高の1日になった…

2013/6/24

レポートムービー「ガレージ」篇

今回使用する、パイクスピークのふもとにあるガレージと、
整備等を担当してくれる現地スタッフの紹介です。

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2013/6/24

レポートムービー「車検」篇

コロラドスプリングス・ワールドアリーナで行われた車検の様子をご紹介。
パイクスピークならではの様々な種類のマシンもご覧いただけます。

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2013/6/24

ここまで万事順調です。

6月24日(月)、アメリカのコロラド州で開催される第91回パイクスピーク・
インターナショナル・ヒルクライムの車検が行われた。早朝から数多くのマシンが
車検場となるコロラドスプリングス・ワールドアリーナに終結。
そして午前10時30分、EVクラスの車検が始まると参戦2年目となる
三菱自動車チームが登場した。今回、三菱自動車チームは…

Schedule

6/30の決勝に向けて、マシンはすでに最終調整の段階に突入。
WebサイトやFacebookで活動状況をチェックしてください。

5月 16日 発表会
  24日 スパ西浦モーターパーク
(シェイクダウン)
6月 初旬 最終テスト/現地入り
  24日 車検
  25〜28日 公式練習 / 予選走行
  28日 ファンフェスタ
  30日 本戦

パイクスピーク決勝は、アメリカ・コロラド州で現地時間の6月30日に実施。
6月24日に車検を行い、25~28日の3日間で公式練習がスタートします。
28日のファンフェスタを経た後、いよいよ決勝本番。昨年のレース直後から着々と
準備を進めてきましたが、5月16日に公式に大会参戦を発表してからはあっという間。
万全を期して標高4301mのゴールを目指してきます。6月下旬まで現地で日々
繰り返される最終テストについても報告します。

Facebook

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『MiEV Evolution Ⅱ』の最新情報を随時公開していきます。

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