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グラナダ〜ダカールラリー | ||
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変化の見えはじめたパリダカ ニューヒロインの誕生をもたらした三菱 過去2年連続でトップ4を独占するという前人未到の偉業を達成してのけた三菱は、名実ともに砂漠の王者であり、もはや完全に追われる立場にあった。依然としてパジェロの性能は高く、さらにパンク対策として空気圧調整システムを新たに搭載したことで、そのパフォーマンスは一段と向上していた。T2パジェロのパリダカ挑戦は、1999年のこの年で3年目を迎えていたが、いよいよパジェロに肉迫しうるライバルが現れた。J-L・シュレッサーの駆るシュレッサー・バギー(プロトタイプ車両)がそれだったが、前年から搭載するルノー・エンジンをさらにパワフルに改良し、その最高速はパジェロを上回るものだった。 対して三菱は前年の覇者J-P・フォントネと篠塚建次郎に空気圧調整システム装着の最新型パジェロを託し、ドイツ三菱販社から出場の女性ドライバー、J・クラインシュミットが前年型パジェロ、スペイン三菱販社から出場のM・プリエトが97年型パジェロでそれぞれ出場、さらに増岡浩が前年同様チャレンジャーで出場し、シュレッサーを迎え撃ち、さらに前年以上の成績を目指した。クラインシュミット、プリエトともに最新型ではないとは言え、それぞれモディファイを加えていたことで、性能的な不利をそれほど感じさせなかった。ラリーはスタートするとこれまで同様、三菱パジェロがリードを築いた。特にクラインシュミットの総合トップ浮上は、女性ドライバー初の快挙として大きな話題を呼んだ。しかし、一方で前年覇者のフォントネがトラブルで大きく後退し、パジェロ勢の一角が崩れてしまう。さらに不運なことに篠塚のパジェロ、増岡のチャレンジャーにもパンクなどのアクシデントが発生し、同様に後退。果ては3日間総合トップを守ったクラインシュミットにも不運は舞い降り、トップから脱落してしまう。代わってトップに浮上したのがシュレッサー・バギーだった。 三菱勢はプリエトが総合2位、そしてクラインシュミットが総合3位で何とか留まった。パジェロ勢の相次ぐ不運、これには新投入されたミシュラン・タイヤとマシンとのマッチングに問題があったようで、最新の空気圧調整システムも功を奏さなかった。シュレッサー、プリエト、クラインシュミットによる三つ巴の戦いは、ラリー終盤まで展開されたものの、ついにパジェロ勢はシュレッサー・バギーを捕えきれず、惜しくも優勝を逃した。しかし、三菱パジェロは最終的に総合2〜4位に入賞し、砂漠の王者としての面目は果たせたと言えた。シュレッサー・バギーというプライベート・マシンの優勝は、パリダカにとって久々の出来事となった。さらに女性として初の総合トップ、そして初の表彰台獲得を成し遂げたJ・クラインシュミットというニューヒロインの登場は、パリダカに大きな変化をもたらすこととなったに違いない。 総合成績
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